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愛社精神(組織コミットメント)には三つのタイプがある

組織コミットメントっていうのは、自分が所属する組織への帰属意識をあらわす指標のこと。会社の場合は愛社精神って言い換えてもいいかもしれない。

組織コミットメントには以下の三種類の要素があるらしい。


①情緒的(affective)要素

②存続的(continuance)要素

③規範的(normative)要素


①情緒的要素っていうのは、組織に対する愛着のことで、その組織が好きで貢献したいっていう気持ちのこと。

②存続的要素っていうのは、功利的な組織に対する損得勘定のことで、その組織にいれば自分にメリットがあるっていう気持ちのこと。

③規範的要素っていうのは、理屈抜きで組織に貢献すべきっていう気持ちのこと(社会人だったらバリバリ働くべき!みたいな就労意識・倫理感みたいなもの?)


以下、①~③を会社に当てはめてみて、自分が思ったことをメモ。


①みたいな意識は日本ではかなり低下してるっぽい。会社はもう昔(80年以前くらい?)みたいな個人の心の拠り所になる共同体としては機能しなくなってきてて、悪くいうとただの営利を求める集団と化してるから、会社に対してこの手の愛社精神を持てない人増えてると思う。


②みたいな意識は、かつての日本だとこういう考えの人は比較的少なかったと思うけど、最近は多くなってる気がする。一度レールを踏み外すと二度と復帰できない社会の仕組みがあったり、若い世代を中心とした貧困の問題があったりして、自分の身を守るためにも冷徹に損得勘定をしてキャリアを形成をしていかないといけない意識が強くなってると思う。


③みたいな意識は、昔に比べて比較的薄くなってきてはいるけど、まだまだ根強く残ってるものだと思う。「無職だと近所に対して恥ずかしい!」みたいな日本特有の相互監視意識とか、「社会人たるもの会社に滅私奉公して働くべし!」みたいなワタミっぽい思想のおかげで、この意識がまだまだ生き残ってるっぽい。


組織が伸びていくためには「①情緒的要素」を高めていくのがいいらしいんだけど、どうしたらいいんだろうな。


もうちょっと考えてみて、いい方法思いついたらまた書こう。。